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マッキントッシュ ロンドン 春夏ワードローブの傑作選 vol.3 | CLUB, WASHABLE KNIT

2023.03.31

マッキントッシュ ロンドン 春夏ワードローブの傑作選 vol.3 | CLUB, WASHABLE KNIT

※日本経済新聞社「THE NIKKEI MAGAZINE」編集タブロイド版(2023年3月4日発行)の転載記事です。

CLUB

英国文化の気品を宿す優雅なスポーティースタイル

乗馬やゴルフなど、英国伝統のクラス・スポーツにおいては、仲間たちとクラブを結成し、その証しとして独自の紋章やストライプ柄などをあしらった服を身につける。
そんな文化へのオマージュとして展開するのが「クラブ」シリーズだ。今季はその世界観をより拡大し、クラシックスポーツにゆかりをもつ多彩なアイテムをラインアップしている。伝統の優雅さが薫る上質なスポーティースタイルとしてご注目あれ。

  • 右:スポーティーな趣が薫るショートブルゾン

    ゴルフブルゾンを思わせるデザインに、クラシックスポーツの品格が宿る一着。
    素材は左と同じコットンギャバジンで、裏地も同様にハウスチェックが配されている。深みのある赤も英国らしい色調で、落ち着いた上品な印象を醸し出す。

    左:名作「ダンフォード」のコットンギャバジン製

    ブリティッシュスタイルにおける定番素材のコットンギャバジンを用いたコートは名作の「ダンフォード」。裏地にはマッキントッシュ ロンドンを象徴するハウスチェックをあしらい、クラブの伝統美を醸し出している。乗馬由来のボタンダウンシャツを合わせてスポーティーな装いに。

  • 右:上品さが身上の
    イタリアンデニム

    上のブルゾンと同型だが、こちらはイタリアのソンドリオ社製デニムを採用した一着。一般的なデニムに比べて軽量で柔らかく、より上品な風合いに仕上がっているのが特筆すべきポイントだ。胸元にあしらわれたブランドアイコン「ダンディマン」も効いている。


    左:デニム生地を載せた定番ステンカラーも
    右に同じく、ソンドリオ社のデニムファブリックを採用。定番の「ダンフォードショート」も、素材が替わればガラリと違った表情に。カジュアルすぎない印象ゆえ、中にジャケットを合わせてもスマートに装うことができる。

素材からこだわった特別仕様のブレザー


クラブに欠かせないアイテムといえばブレザー。マッキントッシュ ロンドンではより特別感ある一着として、フランスの名門・ドーメル社に別注した限定ファブリックを採用。「THE BLAZER」と銘打って提案している。ツヤを抑えて着こなしやすくしたメタルボタンなど、細部までこだわりが宿る。

  • マッキントッシュ ロンドン 限定の最軽量「トニック」

    ウールモヘアの名作生地「トニック」を、現代基準に照らしてアレンジ。同シリーズとしては最軽量の「スーパーライトトニック」をオリジナルで製作。

  • ブリティッシュムードで夏の装いを差別化

    ハウスチェックをアレンジしたラインを襟と袖口にあしらったポロシャツは、ブリティッシュスポーティーな魅力満点。一枚で着ても差別化できるほか、ジャケットのインナーとして着ても襟のラインが効果的なアクセントとして映える。立体感を際立たせるように工夫を凝らした鹿の子編みにより、素材の表情も実に豊か。

  • ブランドのDNAを宿すトラッドカーディガン

    印象的なラインは、マッキントッシュ ロンドンのハウスチェックに用いられている色をストライプ柄にアレンジしたもの。トラッドな趣を高め、インナーとしてもアウターとしても映えるカーディガンにデザインされている。素材はドライタッチのツイル編みコットンで、肌にまとわりつかないため、汗ばむ時期も快適だ。家庭で手洗い可能。

  • 旧式織機で表現した古き良き味わい
    ポロ競技の服装にルーツをもち、現在はカジュアルシャツの大定番としてお馴染みのボタンダウンシャツ。マッキントッシュ ロンドンではそんなスタンダードを進化させるべく、素材にこだわった一着を製作。1950~70年代の旧式織機を用い、あえて不均一な表情に織り上げたブロード素材を採用することで、実に味わい深い表情を演出した。

WASHABLE KNIT

手軽に洗えるニットで春夏スタイルをアップデート

リラックス感と上品さを同時に味わえるアイテムとして昨今、注目を集めるスプリング&サマーニット。従来はケアの難しさがネックだったが、マッキントッシュ ロンドンでは今季、家庭洗濯が可能なウォッシャブルニットを豊富に展開している。これなら、夏場の活用も敷居が低くなるはずだ。気負いなく着られるニットで、軽装期のファッションをアップデートしよう。

  • 左:ジャケット感覚で羽織るように着るのが上品

    リラックスしたシルエットを生かし、フロントボタンを留めずにジャケット感覚で羽織るのが昨今の定番スタイル。ここではインナーにコットンリネンのバンドカラーシャツを合わせて、清涼感を演出。首元には大判のバンダナを無造作にプラス。服装がシンプルになりがちな春夏こそ、こうした小物使いが重要だ。

    右:爽やかな配色で好印象を発揮

    イタリア産のコットンとリネンの糸を3本撚りにし、ミドルゲージに編み立てたカーディガン。程よくゆとりのあるシルエットと涼やかなドライタッチ、爽やかなグレーの同系色ボーダーが春らしさたっぷりだ。室内や車内の冷房対策、避暑地への旅行など、一着持っておけば何かと活躍してくれるアイテム。

  • 体形カバーにも役立つニットTシャツ

    夏は涼しい格好がしたいけれど、Tシャツ一枚だとラフす
    ぎて心もとないとお悩みの方におすすめなのがニットTシャツ。ざっくりとした編み立てにより適度なハリ感があるため、体形カバーにも一役買ってくれる。イタリア産のメランジコットン糸を使用することで、無地ながら高級感ある色合いに仕上げているのも魅力。

  • 凝った編み立てで存在感が光るニットポロ

    春夏の定番であるポロシャツも、ニット素材になることで
    上品さがアップ。こちらは蜂の巣を思わせるハニカム状の編み目が特徴で、ふんわりと柔らかな肌触りも味わえる。袖口の詰まり具合や襟周りの収まり方など、細部の設計にもこだわったニットポロは、シンプルながらスタイリッシュさが漂うアイテムだ。