AUTUMN & WINTER '21
RUBBERISED COAT in CHECK
最新作はビッグチェックのダンケルド
MACKINTOSH LONDONでは、限定されたストアでMACKINTOSHのコレクションも一部展開している。こちらはベストセラーのDUNKELD(ダンケルド)のゴム引きコートで、今シーズンはドレスゴードン・タータン柄が新作として登場。名品の誉れ高いゴム引きコートの起源は1823年、化学者のチャールズ・マッキントッシュが、世界初の防水布マッキントッシュクロスを発明したことに遡る。この革新的な生地で仕立てたコートは、今も変わらぬ製法によって丁寧に作られている。独特の強いハリのある生地から生まれる立体的なフォルムは、唯一無二の凜とした佇まいをもたらす。なかでもDUNKELDは、無駄を削ぎ落としたデザインと適度なゆとりのあるモダンなシルエットが“着るだけでサマになる”1着として支持されている。
BERWICK
2017年の登場以来、圧倒的な人気を誇るBERWICK(バーウィック)は、英国陸軍のミリタリーウェアがモチーフのブルゾン。男らしい機能的なデザインでありながら端正な顔立ちで、ON OFFを選ばず羽織るだけでサマになるのが人気の理由だ。生地にはストレッチ性やはっ水性、シワ耐性といった機能を備えた高密度ポリエステルを採用。内側には単体でも使える取り外し可能なベストが付属し、気温に合わせた着回しが可能だ。
BERWICK × LUXURY FABRIC
3種の贅沢生地製のバーウィックが限定発売
BERWICKでは今シーズン個性豊かな3種類の贅沢生地を用いた限定アイテムが登場する。
BOTTOLI
1861年にイタリアで創業した名門生地ブランド“ボットーリ”のベネツィアンツイードを使用。豊かな水域に囲まれたベネツィア近郊に工場を構えるボットーリのツイードは、良質な水なくしてつくり得ない、柔らかくしなやかな風合いに定評がある。今シーズンMACKINTOSH LONDONが特別にオーダーしたダークブラウン×ブラックの落ち着いた配色で構成されたチェックは悪目立ちせず、柄に抵抗がある人でも難なく取り入れられる。
- バーウィック×ボットーリ/ベネツィアンツイード ¥105,600
LODEN STEINER
1888年創業のオーストリアの老舗“ローデン・シュタイナー”を代表するローデンクロスを用いたウール製のバーウィック。チロル地方で織られた毛布地に由来するこの温かみにあふれる生地は、ハイエンドのラグジュアリーブランドでしか使われていない希少な生地で、袖を通すとその贅沢さを誰もが感じることができる一着だ。
- バーウィック×ローデンシュタイナー/ローデンクロス ¥121,000
LORO PIANA
1924年創業のイタリアの名門 “ロロ・ピアーナ”を代表するストームシステムファブリックで仕立てたウール製のコートが毎シーズン人気を博している。見た目は上質な天然ウールにしか見えないが、生地の表面にはっ水加工を施し、裏面に透湿フィルムを貼り合わせることでムレにくく、快適な着心地を実現する。今シーズンはこの生地をBERWICKに採用。雨や湿気を気にすることなく、エレガントな佇まいが叶うカジュアルアウターだ。
- バーウィック×ロロ・ピアーナ/ストームシステム ¥121,000
NEW DUNKELD ML
ロングセラーがリニューアル
前述のMACKINTOSHのベストセラーであるDUNKELDをクラシックなモデルに仕立てた“ダンケルド ML”は、登場以来、飽きのこない万能コートとして支持されている。今シーズン、こちらを現代的なシルエットにリニューアル。胸囲は2cm、肩幅は5mmのゆとりを持たせ、着丈を5cm伸ばしながら裾回りを6cm広げることで、従来のIラインから緩やかなAラインに。よりゆったりと着られるコートにアップデートした。写真のギャバジン製のほか、ウール製とナイロン×ウール製の全4型で展開する。
LODEN
飽きのこないラグジュアリーコート
前述のアウター“バーウィック”にも採用した “ローデンクロス”は、湯に浸して目を詰める縮絨という工程を丁寧に繰り返すことで、強靭でありながら品の良い光沢を併せ持つ。さらに着こめば着こむほどに深みが出る贅沢素材だ。この生地で仕立てた写真のコートは、ラグランスリーブによる肩の落ち感がこなれた印象で、長めに設定した着丈とほどよくゆとりをもたせたシルエットが優美なドレープを描く。時代に左右されることなく着用できる、まさに飽きのこないラグジュアリーコートだ。
FLEX JERSEY
劇的に楽なのがベストセラーの理由
“フレックスジャージー”は、伸縮性に富むジャージー素材をテーラーの技術で仕立てることで、きちんと感と快適な着心地を兼ね備えている。ネクタイを締めたフォーマルなビジネススタイルにも、Tシャツとスニーカーを合わせたスタイルにもハマるスーツ&ジャケットとして人気を博している。今シーズンは従来のスーツにくわえて、よりカジュアルなジャケット&パンツやドッグイヤーブルゾンが登場する。
NEW BRIDGE × CERUTTI
今シーズンの贅沢素材はチェルッティ製
MACKINTOSH LONDONのスーツ&ジャケットを代表するモデル“ニューブリッジ”は、肩パッドを用いないナチュラルショルダーと柔らかなフォルムが特徴で、きちんと感と軽さを兼ね備えている。今シーズンは内部の副資材を見直して軽量化し、ラペル幅を広くゴージラインを低くすることでクラス感のある顔立ちに。こちらの生地のセレクトは、1881年創業 イタリアの高級生地ブランド、“チェルッティ”の1950年代アーカイブから復刻。チェルッティ特有の陰影のある杢糸使いは、表情豊かなメランジがヴィンテージの趣で、抜け感のあるスタイルを体現している。
WEATHER WORSTED WOOL
マジカルな多機能ウール
WWW(ウェザー ウーステッド ウール)は、登場以来高い人気を誇るオリジナル素材で、ドレッシーでありながら高いはっ水性を備える。少しの雨ならサッと手で払うだけで水滴を落とせる安心感がある。そのうえ、ウール本来のナチュラルストレッチ性に高いシワ耐性といった機能を備えているのが人気の理由だ。今シーズンはジャケットの更なる軽量化に成功し、ウエストに適度なゆとりをもたせることで、ストレスフリーな着心地を実現する。